江口姉妹基金

江口 孝恵氏について

江口 孝恵氏の写真

 大牟田名物「草木饅頭」を製造・販売している江口栄商店の元専務。三姉妹の末っ子で、長姉が若くして病死し、両親亡き後は、すぐ上の姉の忠子さんが社長、孝恵さんが専務としてお店を切り盛りされていました。姉妹とも独身で後継ぎがおらず、忠子さんに肺がんが見つかったことから2006年、屋号と味と従業員を引き継ぐことを条件に経営権を熊本市の菓子会社に譲渡され、忠子さんは翌年、71歳で死去。2008年、今度は孝恵さんに悪性リンパ腫が確認されました。
 孝恵さんは抗がん剤治療を受けましたが、2013年5月に余命2カ月と告げられ、最後を自宅で迎えることを希望。そんな身寄りのない孝恵さんの在宅療養を支えたのは、毎日来てくれる訪問看護師でした。孝恵さんは、献身的に支えてくれる看護師に感謝するとともに、看護師を目指す学生が授業料等の金銭面的な理由で中退することがあることを知り、「志ある人が夢を諦めないように」と2013年8月、本会に1億円の寄付をされた後、2013年9月15日75歳で他界されました。

 本会では、多大なるご貢献に対し、感謝の意を表すとともに、江口様のご意向に沿った形で平成26年度より「江口姉妹基金」を設立しました。本基金の詳細は下記のとおりとなっておりますので、申請書を提出される際は、奨学金規程と併せてご一読ください。

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