福岡県における学校健診の実施方法に関する考え方について

福岡県医師会では、学校健診の実施方法に関する実態を把握するために、県内の内科健診を実施する学校医約1,300名を対象に調査を実施しました。その結果(回答数:753名、回答率:58%)、うち約8割が「着衣」で健診を実施しているという回答でした。

 「着衣」で実施する場合は、「心音などが聞き取りにくい」、「側弯など体の異常が分からない」などの支障に対し、正確な診察・検査の実施のために診察の方法を工夫しており、また「脱衣」で実施する場合は、児童生徒のプライバシーの確保のために脱衣の場所や健診の従事者に配慮するなど、各学校と学校医で検討し、様々な工夫を凝らした上で健診を実施しているとの回答が多い一方で、検討を行っていないとの回答も見受けられました。

 本会としましては、本結果を踏まえ、児童生徒のプライバシーの確保や正確な診察・検査を実施するためには、実施方法について各学校と学校医が検討した上で決定し、児童生徒や保護者の理解を得るために十分に説明することが望ましいことから、以下のとおり「脱衣」及び「着衣」で実施する場合の留意点や主な工夫例を示したリーフレットを作成いたしましたので、健診の実施方法について検討する際の参考としていただきますようお願いいたします。

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