第3回心のふれあい大賞作品集
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入賞作品中高生の部 優秀賞みやま市・中学3年堀 育愛ろ、僕の指を見るなりすぐに病院へ連れて行ってくださいました。そして、C病院の整形外科の担当医に見てもらうことになったその日から三ヶ月間の通院が始まりました。 レントゲンを撮った結果、骨折していることが分かりました。その後、先生が僕の指を包帯で固定してくださいました。その手つきがとても速くて驚きました。僕が包帯の巻き方を覚えるため、真剣にその手つきを見ていたところ、先生は気持ちを察してくださったのか、すぐに「包帯の巻き方を教えようか。」と、声をかけてくださいました。僕は、心を読んでもらったと思いました。患者の表情から気持ちを察すること、これが、医者の尊敬するところで、為せる技の一つ目でした。 一週間後、今度は母に連れられて通院しました。診察を待っている際、母からもう少し近くの病院へ移ろうと提案がありましたが、僕は、この先生に心酔していたため、拒否しました。 診察が始まると、すぐに先生から柔軟性をチェックされました。僕は、相当体が硬かったのでさまざまなストレッチを教えていただきました。また、僕は手を使うキーパーの練習ができないため、下半身だけでも鍛えられるように練習前にストレッチをするといいと教えてくださいました。僕も母も先生のアドバイスに納得しました。診察が終わると母が説明が分かりやすい先生だったと、僕が先生に心酔することを理解してくれました。説明の一つ一つに説得力を持たせ、相手により分かりやすく伝えること、これが二つ目の医者の為せる技でした。 それから、順調に治療してきた二ヶ月間に事故は起きました。部活で手を使わない練習をしていた時、つまずいて右手をついてしまったのです。また強い痛みが走りました。このとき、僕「医者の為せる技」 十一月のサッカーの試合中、僕は、生まれて初めて骨折をしました。そのとき僕は、キーパーをしていました。僕がシュートボールを弾いた瞬間、右手の小指に今まで感じたことのない痛みが走りました。ハーフタイムの時小指をけがしたことを監督に伝えたとこ14

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