第2回作文コンクール入賞作品集
17/23

入賞作品⃝小学生の部 最優秀賞 ― 「ま法の言葉」「ま法の言葉」 ぼくには大好きなお医者さんがいます。そのお医者さんは、ぼくの暗い気持ちを明るい気持ちに変えてくれました。 1年生のころ、ぼくの頭の中に爆弾があることが分かりました。いろいろな病院に行ったり検査したり、そのために入院したりとしているうちに、そのお医者小学生の部 最優秀賞那珂川町・小学5年坂戸 航汰(11歳)さんと出会いました。 そのころ、激しい運動をしてはいけないと分かり、ぼくの大好きな体育が思うようにできなくなりました。夏にみんなが楽しそうに学習している小学校のプールには、一回も入ったことがありません。 ぼくは、検査で病院に行ったとき、そういうくやしい思いをお医者さんに話しました。 お医者さんは、うなずきながらぼくの話を聞いてくれて、「病気のせいでできないことももちろんあるけれど、病気のおかげで他の人ができないことや、人と違うことができるんだよ。今できること、自分にしかできないことを精いっぱいやろう。今の経験は、これから出会う人の力になるためのものだよ。同じように悩んでいる人と出会ったとき、きっと役に立つよ。できることとできないことは誰にでもある。病気だって君の個性だよ」と言ってくれました。 ぼくはそれまで「なんで病気になってしまったんだろう。病気がなければ、みんなともっといろいろなことができるのに」と思って、自分のことが嫌いになりかけていました。でも、お医者さんがそう言ってくれたとき、自分にももっと何かできそうな気がしてきました。そして、自分にできることはないか、考えたり探したりしてみようと思いました。 まずは、病気のことで落ち込むことがあっても、毎日笑顔で過ごすことから始めようと思います。 お医者さんの言葉はま法みたいなものだとぼくは思います。どんなに落ち込んでいても、ま法の言葉を聞いたら、このときのぼくみたいに、元気になったりするからです。人の病気を治すだけでなく、病気の人の気持ちを元気にするお医者さんはすごいと思います。 ぼくも自分のできることをもっともっと探して、困っている人や悩んでいる人の力にもなれるような人になりたいと思います。16

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です