第2回作文コンクール入賞作品集
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⃝中高生の部 優秀賞 ― 「心に寄りそう医療」 するだけでも、心が軽くなって重たい足取りも軽くなった気がしました。 手術室に着いて、いざ入ろうとするとそこには、麻酔科の先生や看護師さん、私の執刀をする先生が明るく待っておられました。手術をこれからすることを思わせないような雰囲気で、その場は和みました。 看護師さんの指示のもと、手術台に横になりました。麻酔科の先生が、私と会話している間に慣れた手つきで着々と作業を進めているのが見えました。患者がなるべく軽い気持ちになるよう、笑顔で会話したり、患者の趣味などを話題にしつつも、命を落とさないための麻酔という重要な作業を熟なすあたりがプロなんだなと感心しました。それから私が麻酔におちるまでずっと話しかけて下さっていました。 このような経験をして、医師や看護師さんは、ただ病気や傷の治療をするだけでなく、患者と寄りそい、そして心に寄りそう医療をなさっているんだと、感銘を受けました。人の生きる場には人の優しさが必要不可決だと思うことができました。そんな医の現場にたずさわる人になりたいと思わせて下さった先生や看護師さん達に感謝します。13

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