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⑷ 勤務医のつどいともに語ろう、ともに考えよう、ともに行動しよう県医師会から前述した病院はスタッフの配置は規模、患者数、などで決まっており病気に対して24時間体制で看護、観察されています。そして治癒した人は退院します、経過観察が必要な人は定期的受診を約束するでしょう、継続してお薬が必要な人は近くの診療所に紹介されるかもしれません。初めてお会いする患者さんによくどこに受診したら良いか分からなかったと相談される事があります、そこで私は○○さん、当院以外では○○病院で治療をお勧めします、と必要があれば紹介しています、すると良い結果がついてきます。患者さんの満足度が高いです。診療所(クリニック)を受診すると病気の手前で症状により診断し今後の予想を患者さんとよく相談しています。すると不安な方でも安心されます。個人開業医として大切な事は患者さんとの信頼関係は基本で、さらに病院勤務の先生方との信頼関係を築いて行く事が重要と日々心しています。当地区では基幹病院の先生方との地域連携懇親会などの開催があり、直接病院勤務の先生方とお会いしお話出来る機会に恵まれています。そのおかげで日々安心して診療できます。夜間診療も微力ではございますが、当医師会が担当し平日の急患診療も輸番制で行っております。一番は患者さんが適正に医療機関の受診を理解し病院の先生の日々のご診療が円滑になりご負担にならない事が大切と思っています。 熊本地震より半年が過ぎ 4月14日、そして本震の16日と熊本、阿蘇、大分にまたがった今回の地震において日本医師会より派遣されたJMAT(災害時医療救護チーム)は医師750人を含む延べ2556人が7月16日までの間に熊本において活動した。(都道府県医師会JMAT担当理事連絡協議会での日本医師会報告より)現地に赴かれ活動された皆さんにはあらためて敬服致します。これら災害時の医療救護チームは1995年1月の阪神淡路大震災に端を発して瓦礫の下の医療も視野に入れたDMATを誕生させ、中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)等を経て現在に至っている。日本医師会の組織するJMATは東日本大地震より活動を始め、DMATが発災より超急性期の48〜72時間を目処に活動し、次に避難所や救護所における医療支援活動をJMATが引き継ぎ、最終的に地元の医療機関の復旧とともにその任を閉じるよう考えられていた。先に記した熊本の震災においては発災直後から支援に向かった医療救護チームは近年DMAT、JMAT、AMAT、TMAT、DPAT、DCAT、JRAT、PCAT、DHEAT等々多数となっており、これらのチームを効果的に投入する医療コーディネーターの存在が重要であることが認識されている。また、今回の震災では熊本市内においても基幹となる病院機能が失われ、入院中の患者を避難させる必要が複数出現した。このような病院避難を考えた際には支援側にも受け入れをサポートする医療コーディネーターが必要となってくる。また、今回のような比較的広範な被災においては、被災地の対策本部には一時期に多数の情報が集められるため、これを整理する調整員の仕事も膨大となった。九州医師会連合会では九州圏内での災害発生時に協力してこれに対処できるようにあらかじめ協定を結び、当番県が主体となってこれ整形外科を標榜し個人無床診療所を開業、日々の診療を行っています。私は日々患者さんと向き合う時、以下の事を念頭に置いています。地域の病院は症状の急変、病状悪化の際に受診し安心して検査、治療が受けられる場所で入院治療が必要な人、手術が必要な人にとり大切な存在であると。そして患者さんに病院、診療所(クリニック)の役割について次の様に説明しています。総合病院(地域基幹病院)診療所(クリニック)の役割など、私たちは、病院のかかり方に多様な考え方があるでしょう、家族の周りに医療関係者がいる場合やまったく関係のない場合、現在家族が通院している場合、病院にかかった事がない場合など、そこで私の考えを紹介しています。救急医療センターがある地域の基幹病院、夜間時間外窓口がある病院を緊急時に受診すると安全な医療が受けられる、では近くの診療所(クリニック)の役割は何か?まず病気の診察治療はもとより、その地域の医療情報を把握しいつでも提供できる事と考えます。日常の診療心がけ箕田医院 院長 箕田 政一郎福岡県医師会 理事 藤野 隆之診療所から病院の先生へ・表 彰 医学会特別賞、医学会奨励賞 ・ポスターセッション テーマ「地域医療に役立つ最新の医療」・シンポジウム テーマ「地域医療に役立つ最新の医療」〈シンポジスト〉園田 康平(九州大学大学院医学研究院眼科学分野教授) 白濵 正博(久留米大学医学部整形外科学講座骨折外傷担当教授) 長谷川 傑(福岡大学医学部消化器外科教授) 田中 文啓(産業医科大学医学部第2外科学講座教授) 白石 恒明(福岡県内科医会副会長/医療法人白石医院院長)・特別講演 講師:日本医師会会長 横倉 義武プログラムの詳細や参加登録受付につきましては、決まり次第、随時ホームページ(https://www.fukuoka.med.or.jp/igakukai/) 等でお知らせいたします。ご 案 内第9回福岡県医学会総会◆とき 平成29年2月5日(日)10:30〜 ◆ところ 福岡県医師会館にあたることになっていた。しかしながら実働的な訓練にまで至っておらず、今回の震災においてはその機能は充分に活用できていない。 熊本地震から見える課題とその展望 今回の震災を踏まえ、県医師会として情報の共有とともに一元化を図るために、行政とともに災害時医療コーディネーターを配置すべく検討を重ねているが、同時にこれまでに作成していた福岡県医師会災害医療プログラムに加え、新たに広域災害時の受援も含めた医療コーディネーターの配置を踏まえた災害医療プログラム作成を目的としてワーキンググループを立ち上げて検討を行っている。また、九州医師会連合会においても実働訓練を計画し実のある組織を作る努力を行うこととなっている。病院避難を考える際に福岡県下の医療機関の最新情報が必要であるが、この情報入手の一つの手段として、福岡医療情報ネットが有用と考えられる。日本DMATでは、支援に向かった先々でのインフラの状況とともに支援すべき病院の情報等をDMAT本部で把握するためEMIS(Emergency Medical Information System:広域災害救急医療情報システム)の入力を各チームに指導しているが、EMISはDMATの隊員や事前に登録された施設でなければ閲覧する事ができないのが現状である。福岡医療情報ネットは福岡県内の医療機関であれば入力が可能であり、さらにこの情報の内容はEMISに連動するように作られており、病院避難における受け入れ態勢を整えるための災害時医療コーディネーターにとっては、時間をかけずに入手できる重要な情報となる。これらの入力情報は限られた医療機関のみしか病院情報の更新が行われていないのが現状であり、会員の皆さんに協力を呼びかけると共に各防災訓練時においても入力を行っていただく訓練を導入しながら来るべき災害に備えたいと考える次第である。

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