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vol.55 勤務医のつどい⑴勤務医のつどい勤務医のつどい勤務医のつどい発行日 平成28年3月31日福岡市博多区博多駅南2丁目9番30号公益社団法人 福岡県医師会 勤務医部会ともに語ろう、ともに考えよう、ともに行動しよう『新しい内科専門医制度について』九州大学病院 臨床教育研修センター 准教授 新 納 宏 昭 医学教育においては、法で定められた2年間の初期研修期間があり、繰り返し見直されることで、ある程度、基本的診療能力の底上げがなされています。 今回の新専門医制度は、医学教育を延長し、初期研修からシームレスな形となることを目指していると理解しています。また、地域偏在の問題にも関与してきます。 新専門医制度の大きな特徴は、1つ目に、従来は学会が認定・更新してきた部分を中立的な専門医機構が行うこと、2つ目に、基本領域と言われる領域にサブスペシャリティが乗り二段階制になること、3つ目に、プログラム制でカリキュラムに沿って研修を行うことがあります。そして、基本領域に新たに総合診療専門医という家庭医に近い専門医が設けられます。 プログラム制研修とは、到達目標に沿って教育的に研修を行う仕組みで、基幹病院が中心となって周りの連携病院と施設群を形成します。加えて、アカデミックなリサーチマインドの涵養も掲げられています。 基本領域専門研修は、2017年からスタートします。内科専門医のサブスペシャリティは、13領域あります。基本領域については、原則2つ持つことは難しいと言われています。サブスペシャリティについては、まだ議論されており、重複が可能かもしれません。 内科研修医の先生は、2年間の研修が終わり、約1年したら認定内科医となります。今までは、それから専門医をとっていました。しかし、場合によってはサブスペシャリティに傾いた研修を行う医師が多く、総合力不足が指摘されていました。 そこで、新内科専門医制度の医師像として、地域では、かかりつけ医の機能をすること、救急医療を含めた初期対応に関与すること、病院では、総合内科的な知識を持っていること、総合内科の専門医などが挙げられています。 内科領域の専門研修施設群のイメージとして、基幹施設は300床以上病床数が必要であることに加え、疾患群の数が決められています。基幹病院は、現在の初期研修における基幹病院に相当すると考えて良いと思います。そして、指導医が3名必要です。連携する施設は外形基準がなく、指導医1名が必要となります。 内科領域専門研修施設群では、基幹施設にプログラム管理委員会を編成し、指導医を持った医師がメンバーとなります。また、下部組織として連携施設に研修委員会をつくります。そこにも指導医が必要です。平成27年度 福岡県医師会勤務医部会研修会第8回 研修病院と研修医の交流会【と き】 平成27年12月12日(土)15:00【ところ】 ホテルニューオータニ博多テーマ:『動き出した新専門医制度』

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