勤務医のつどい 第50号
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診療所から病院の先生へともに語ろう、ともに考えよう、ともに行動しよう 地域医療が崩壊しています。医師の偏在化。便利な都心部への集中。3Kではない科への偏在。新臨床研修医制度終了後、大学医局への入局医師数減少。今まさに、大学病院の医局が持っていた、医師派遣能力が低下しています。 私は、卒業後久留米大学第3内科に入局しました。2年間大学病院で、色々な症例に巡り会いました。中でも、若年発症の拡張型心筋症を受け持つ事が出来、勉強をさせて頂きました。頻回に心不全、VTを起こす患者さんでした。何度も挿管し、人工呼吸管理をしました。その為、当直室のベッドで過ごす日々でしたが、当時それは当たり前でした。一日も早く挿管やIVHの技術を習得する為に、急変する可能性のある患者さんがいると皆で寝泊まりをしていました。当直の先輩の色々な経験話を聞きながら、和気あいあいと食事をとる研修医時代がありました。その後3年間、質の確保された医局関連病院を一定期間勤務し、臨床医としての大切な嗅覚と開業医の先生方との連携を学ばせて頂きました。また、医局OBの先生が急に倒れられ、皆で代診に行きました。開業後体調を崩した時に、医局がバックアップをすることは、大変有り難い事だとつくづく思いました。私は現在、田川市で無床診療所を開業し17年になります。田川には、2つの中核病院があります。当然、大学医局からの派遣により成り立っています。しかし、その派遣医師の数が足りないのです。それは、医局員の減少により大学側が医師を派遣出来ないのが大きな要因です。耳鼻科の常勤医もいなく成りました。夜間、鼻血が止まらない患者さんの対応が難しく成りました。そこで田川医師会では、勤務医の負担を少しでも軽減するべく、数年前より平日準夜間急患診療を開始し、また、行政、主幹病院と共に地域医療連携会議を設立致しました。地域の要望や必要な医療レベルに応じた医師を正しく派遣するのは、やはり、医師の専門集団である医局の力なしには成り立ちません。医療崩壊を食い止めるべく、地元の医師会、機関病院、大学医局との連携が益々必要であろうと思う今日この頃です。若く希望に満ちあふれた勤務医の先生方へ声を大にして言いたいのは、一人で出来る医療には限界があるという事です。個々のスキルアップは大切ですが、やはり医療にはマンパワーと、きめ細かな連携を行うのに必要なネットワーク作りが必要と思います。日本全体の医療制度を視野に入れた新しい医局を、若い力で作り上げて欲しいと願っています。お知らせ保育コンシェルジュによる無料相談のご案内 福岡県医師会では、働く女性医師の仕事と家庭の両立を支援するために、保育士による相談窓口を開設しました。 医学部の女子学生は3割強で、女性医師も医師全体の2割と言われています。医師不足解消のためにも、出産・育児を境に現場から離れる女性医師を減らすことが重要と考えております。子育てしながら仕事を続けるという選択を保育コンシェルジュと一緒に考えてみませんか。 ご相談をお伺いするのは実際に子育てを経験した保育士で、相談方法は電話・メールです。福岡県医師会女性医師保育相談窓口 ◇受付電話番号 092-473-2302 ◇E-mail hoiku-soudan@fukuoka.med.or.jp ◇専用HP https://www.fukuoka.med.or.jp/hoiku/ ◇受付時間 ・電話 月・木 9:00~16:00 ・メール 随時 ※お預かりした個人情報は当相談事業以外に使用いたしません。無料託児サービスのご案内 福岡県医師会では、館内での研修会や講演会等を開催する際、託児サービスを併設しています。 参加される医師(医師会員以外も可)の方々であれば、男女は問いません。研修会や講演会の間、会館内の別室で、本会が契約した会社のベビーシッターがお子様をお預かりします。費用は無料です。 ご利用の場合は、事前のお申込みが必要となりますので、開催日の1週間前までに本会へご連絡下さい。【問い合わせ先】 福岡県医師会総務課 TEL 092-431-4564 FAX 092-411-6858 E-mail fpma-somu@fukuoka.med.or.jp ホームページ https://www.fukuoka.med.or.jp/第6回福岡県医学会総会◆と き 平成26年2月2日(日) 11:00~ ◆ところ 福岡県医師会館・表彰 医学会特別賞、医学会奨励賞・ポスターセッション テーマ「地域医療に役立つ最新の医療」・シンポジウム テーマ「地域医療に役立つ最新の医療」 シンポジスト 小路 純央(久留米大学医学部神経精神医学講座講師) 中島 衡(福岡大学腎臓・膠原病内科教授) 迎 寛(産業医科大学呼吸器内科学教授) 黒木 祥司(福岡県臨床外科医学会理事/黒木クリニック院長) 加藤 聖子(九州大学病院産婦人科教授)・特別講演 講師:参議院議員 羽生田 俊 プログラムの詳細や参加登録受付につきましては、決まり次第、随時ホームページ(https://www.fukuoka.med.or.jp/igakukai/)等でお知らせいたします。—— 地域医療連携と医局 ——くわの内科小児科医院 院長 桑野 和則保育コンシェルジュによる無料相談はじめました保育コンシェルジュによる無料相談はじめました仕事と子育てを両立させたい不規則な勤務時間に対応できる保育施設がない産休・育休後に仕事復帰するまでの準備は何をすればいい?福岡県医師会 女性医師保育相談窓口(月・木9:00~16:00)詳しくはこちらをご覧ください「女性医師保育相談窓口」専用ページhttps://www.fukuoka.med.or.jp/hoiku/福岡県医師会 〒812-8551 福岡市博多区博多駅南2-9-30 HP:https://www.fukuoka.med.or.jp福岡県医師会では、働く女性医師の仕事と家庭の両立を支援するために、保育士による相談窓口を開設しました。※会員・非会員問わずこんな相談を受け付けますご相談はこちらまで 092-473-2302 hoiku-soudan@fukuoka.med.or.jpTELE-mail医学部の女子学生は3割強で、女性医師も医師全体の2割と言われています。医師不足解消のためにも、出産・育児を境に現場から離れる女性医師を減らすことが重要と考えております。子育てしながら仕事を続けるという選択を保育コンシェルジュと一緒に考えてみませんか。無 料⑷勤務医のつどい

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