■平成27年5月

博多みずほ訪問看護ステーション
 管理者  津田 梓

【1】ステーションP・R、特徴
 博多みずほ訪問看護ステーションは2001年に帝人在宅医療株式会社にて設立されました。帝人在宅医療株式会社は、慢性呼吸不全の治療の一つである在宅酸素療法(HOT)をはじめ、NPPV療法(マスク式人工呼吸療法)、PAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法において、医療機器および各種サービスを提供しています。当ステーションはこれらの慢性呼吸不全などの呼吸器疾患を持つ療養者さまに対する「在宅呼吸ケア」に特化して活動しています。
 月間の利用者60〜65名のうち、50名程が「在宅呼吸ケア」を必要とする方です。在宅酸素療法や在宅マスク式人工呼吸療法・在宅気管切開下人工呼吸療法を行っている方へ多く訪問しています。訪問回数は、月に1回の方から毎日訪問(2ヶ所の事業所で)と状態に合わせてさまざまです。
 0歳の小児から高齢者まで、初めて在宅酸素療法をする方から、在宅酸素療法を開始して10年以上の方までと、いろいろな状況の「在宅呼吸ケア」を必要とする方へ訪問しています。
                     
【2】印象事例・困っていること
 呼吸器疾患を持つ療養者さまは、労作時のSpO2の低下や呼吸苦の出現で日常生活に支障をきたしてしまうことが多くあります。その反面、安静時には酸素をしているだけで特に日常生活には何の障害もないように見られがちです。
その為、日常生活で必要とされるサービスが、なかなか伝わりにくいのが現状です。
 その限られた中で、よりよい在宅療養生活となるよう医療的視点を持って多職種と連携を図り、QOL向上へ繋がるよう積極的に周囲への働きかけを行っています。

        
【3】今、話題になっていること
 介護保険において「訪問看護」は訪問介護と比較して単位数が高くなってしまいます。同じ援助を行うのであれば訪問介護での援助でいいのではないかといった声を多く聞きます。
 私たち訪問看護はただ援助を行うのではなく、身体状況をアセスメントして、ADL向上へとつながるように段階を踏んだ看護サービスを提供していきます。
 こういった、看護的視点を周囲に理解してもらうことが難しいと実感することがあります。これらを多職種の方にどうすれば理解をしてもらえるのか、よくスタッフ間で話をすることがあります。

                  

【4】地域の特色・行事
 当ステーションは福岡市博多区美野島に事務所があります。博多区は博多駅や福岡空港があり九州の玄関口とも呼ばれている地域です。そのため、いろいろな地域の方が集まる場所でもあり、とても賑やかです。
 その中でも美野島は美野島商店街があり、新鮮な野菜や魚が売られています。昔ながらの商店街で、活気あふれる街です。おいしいものもたくさんありますので、お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。
        

 

【過去のつぶやき】

【平成27年度】
■平成27年4月 訪問看護ステーションいちばん星 所長 山下 郁代

【平成25年度】
■平成25年4月 北九州市小倉医師会訪問看護ステーション管理者 加藤 ひとみ

【平成23年度】
■平成23年4月 在宅サポートながさきクリニック 院長 長崎 修二

 

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